アイルランドの風景
ここでは私がアイルランドへ行ったときの写真や日本の好きな場所で
アイルランドっぽいと思う風景をご紹介していきます。
コネマラ地方 雲が丘にうつっている。雲がすご〜くちかいの。
キルモアアービー。お城かと思いました。入り口付近の小さなお土産や
さんでお茶しましたがジャムがおいしかったぁ。
ダブリンキャッスル。町の真ん中にお城があるなんて・・・。お城好きの私には
たまりません。
ダブリンのクライストチャーチ。地下の洞窟のようなところが怖かった。
雪のGPO。マイケルコリンズでもおなじみです。うちの彼のおじいさんはここで戦ったそうです。
私の好きな日本の風景
奈良県明日香村
奈良県にある明日香は”ヤマト”とよばれた日本の最初の国家ができた
といわれている場所のひとつです。(ちなみにもうひとつは、九州説として吉野ヶ里)
そして、大化の改新が645年に起きた場所です。今から約15年位前にはじめて明日香を
訪れたとき、まるで「おかえり!」といってくれるかのようなやさしい風がつつんでくれたことに
感動したのを覚えています。そう、その感覚はまさにアイルランドでも感じた「なつかしさ」であり、
初めてなのに知っている気がする不思議な感覚でした。それ以来、数えきれないくらい明日香を
たずねました。明日香には聖徳太子時代のものも残っていれば,それ以前の不思議な遺跡が
たくさんあります。時代も場所も違えども、まさにケルトの遺跡のような石があるのです。
ケルトの遺跡について調べているうちに「どこかでみたことがあるぞ・・・」と考えていると
ここでした。その昔大陸がつながってたのかしら???と無理な発想をしつつロマンに
ひたっています。でも、ちょっと不思議でしょ?
ケルトと古代日本はアニミズム(自然崇拝)でつながっていて
そのせいか似たような芸術センスまで持ち合わせていました。かの芸術家岡本太郎氏
は、縄文時代の土器などの文様とケルトの文様は非常に似たものだといっています。
確かに、組紐文様を見たとき私も「なんか日本ぽいな・・」と思ったものです。遠い昔
何かつながりがあったのかもしれないな・・・といろいろな説を考えています。
奈良・明日香についてはこちらのサイトへどうぞ!
Nara Tourist Information
Nara National Museum
Asuka Historical Museum
Asuka
熊本県天草
天草は非常に不便だけど、それだけに独自の文化や自然のたくさん残された素敵な場所です。
天草だけでなく他の九州一帯に、17世紀にキリスト教が迫害され、隠れキリシタンの里として有名
になったところがあります。天草はその中でも今の時代までその信仰を守り抜いてきたところです。
また、天草の乱(16歳の少年だった天草四郎時貞をリーダーとして掲げ幕府と戦い
37,000人の女、子供を含む農民が殺された。これに対し幕府は12万の軍隊を出したが
苦戦したといわれる)も有名です。その当時隠れキリシタンが礼拝をした洞窟やマリア観音
などがみられます。しかし、現代、彼らの守ってきた信仰は実際のキリスト教とは全くかけ離れた
慣わしのようなものになってしまいました。また、今はその存続が危ぶまれているようです。
崎津教会は17世紀に建てられましたが現存のものは1934年に建てられたものです。
左の写真の中央にこの教会が見えます。山に囲まれた小さな漁村にあります。
なんとなくこの教会も石造りのせいか、アイルランドにありそうな感じ。
天草についてはこちらのサイトへどうぞ! Amakusa
妖精と妖怪(もののけ)
小心者の私はできたら出会いたくはないのですが、
確かにアイルランドの田舎にいくと妖精はいてもおかしくない気はします。
「妖精」という言葉を聞くとティンカーベルなどのかわいらしいディズニーの
キャラクターが浮かんできませんか?そして、これは必ず海外のものという感じです。
でも、本質は妖怪と同じようなもののはず。しかし、妖精はかわいく、きれいで、
いたずら好きで小さな羽があるというようにおもわれがちです。でも本当は(存在する
なら)アイルランドでは幽霊なども妖精の一種で、なかにはおそろしいものもいるらし
いです。W.B.イェーツは実際にみた人から聞いた話をまとめ本にしています。アイルラ
ンドの妖精は基本的に自然の精霊であるとされています。そうなると妖精=妖怪といえ
るでしょうが、日本の妖怪には不気味なイメージがあります。それは水木しげる氏の
イメージが私たちの妖怪のイメージとして固定しているせいでしょう。どこか陰鬱なもの、
たとえば河童や天狗、が妖怪でありどう考えても妖精とはいえないような気がします。
時には彼らも人間を助けたりしているようですが・・。
映画「もののけ姫」では愛嬌のある妖怪(もののけ)もいましたがやはり妖怪=キタロウ
ではないでしょうか? しかし、アイルランドと日本、これだけの距離がありながら
同じような自然の精霊がいるということは不思議ではありませんか?
ゥ copyrighted 2001 by Chizuko M
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